ご挨拶

パソコン用語の日本語化について

  パソコンに携わっていていて思うことは、『パソコン用語にはなぜカタカナ用語が多いのか』 ということです。カタカナ用語はカッコよくて、漢字かな交り用語はダサいからでしょうか? 私はそうは思いません。パソコン教室を始めて、生徒さんから 『パソコンにはカタカナ用語が多くて困る。何とかならないか。』 という苦情を何回か聞きました。これからパソコンを勉強しようとする人々にとってカタカナ用語が多いということはパソコン使用の障壁になりかねないと思います。カタカナ用語を著作で使う人にとってはよくわかって使うので簡単でしょうが、一方、それを読んで理解しようとする人には大変な努力が必要です。
  カタカナ用語が連なった文章に出会うと、通読しても頭に入らず、無意識のうちに同じところを繰り返し読んでいることもあります。カタカナ用語に出会うと、それらしい英語を英和辞書から探し、日本語に直しながら読み進めることもしています。適当な日本語が見当たらず、そのままにしてしまうこともしばしばです。古くからある用語、たとえば、「セーブ」は「保存」、「ロード」は「開く(または読込み)」、と若干は改善されていますが、新しく出てくる用語が多く、『日本語に訳しながら仕事をしていたのでは、他に遅れをとる』 とでもいうのでしょうか。なかには、カタカナはおろか英語のまま書かれているものも目にします。
  カタカナ語が増える原因として、適当な日本語がないことにもあると思われます。進歩が激しいコンピュータに言葉が追いつくのは難しいでしょうから、ぴったりの日本語でなくても、おおよその意味がつかめ、しかも大きく違わなければとりあえずそれを使っておくくらいの気持ちではどうでしょうか。たとえば、「アーカイブス」 という用語がありますが、これは複数のファイルを一つにまとめたファイルという意味です。これを 「書庫」 と訳した例があります。現在の国語辞書には 「書庫」 にはもちろん 「アーカイブス」 の意味は載っていませんが、われわれ日本人としては 「アーカイブス」 よりも 「書庫」 のほうが分かりやすいのではないでしょうか。言葉は時代につれ変化するものですから、このような訳語が受け入られるようになれば、将来の日本語辞書に載るようになるかも知れません。
  安易にカタカナ語にしてしまう今までのやり方で、もうひとつ困るのは、似た意味の用語が幾つも出てきてそれらがどんどん増えることです。たとえば、「ルーチン」、「サブルーチン」、「プロシージャ」、「ファンクション」、「メソッド」・・・、等々カタカナ語が使われていますが、これらはいずれも日本語で 「関数」 という用語で統一したらどうかと思います。これらはプログラム言語の開発者が命名したものをそのままカタカナ語にしたためです。同様な例は、類似アプリケーション作成者や類似機器製造者が類似機能名に別の用語をつけることによって生じます。
  カタカナ語を減らす他の方法としては、新語を作ることでしょう。たとえば、「ネットワーク」を「電縁」(藤沢市の造語)、あるいは「電網」(ある会社の造語)、「コンピュータ」を「電脳」(コンピュータの中国語訳)などのように新語を創造することでしょう。公の機関とか、権威ある団体や協会などにまとめてもらえることを期待しますが、場合によっては個人でも自信作ができたら自分の著作の中で使ってみるのはいかがでしょうか。もしかしたら、将来の日本語辞書に載るかもしれません。
  台数的にはテレビや車を越えた感のあるパソコンですが、全部が使われているとは思われません。この原因のひとつが、カタカナ用語にあることを、教室を始めて、生徒さんから聞かされました。これら生徒さんたちの参考用に、上のメニューにある [用語集] を作っています。当分の間は思いついたものを表形式に並べています。
  下表にパソコンのカタカナ語と日本語の比較をまとめました。

パソコン用語のカタカナ語と日本語の比較
 カタカナ語日本語
文字数多い少ない (文字数に制限のある表題
や抄録等に有利)
文字入力時の打鍵数
(ローマ字入力での比較)
おおよそ同じおおよそ同じ
手書き文字総画数が少なく書きやすい総画数が多く書くのが面倒
文字づらの読みやすさ目で一字ずつ追う必要あり視覚的にわかる (漢字の利点)
用語の決定外来語をカタカナにするだけ
なので、簡単、時間がかから
ない
用語を考えるのに時間がかかる。
適切な日本語が見つからないことも
ある (この場合、既存語を割り切っ
て使うか、または新語を作るか?)
パソコン初心者の理解理解しがたい (パソコン使用
の障壁になりかねない)
いくらか理解しやすい
話し言葉としての使いやすさ使い慣れているもの以外は、
言いたい用語がすぐに出ない
カタカナ語よりは出やすい。話し言
葉として違和感がないようにしたい

参考資料
(1) 「ビジネスは日本語が決めて」 NHKクローズアップ現代 1999-9-16 放送
(2) 「俺たちゃ日本人だ!」 柘植勇 WordWorld

  平成18年9月3日
ももたろうパソコン教室藤沢校 教室長 土屋 秋洋

ホームページ開設のご挨拶

  本日はお忙しいなか、当 『ももたろうパソコン教室藤沢校』 のホームページにお運びいただきまして、誠にありがとうございます。
  ももたろうパソコン教室は、お客様に、パソコンの面白さ、楽しさ、便利さを分 かっていただけるよう、パソコンの初歩から、かなり使いこなせるようになるまでを目標に、履修計画を組み立てています。そして、お客様の 『パソコンでこういうことがしたい、ああいうこともできるようになりたい』 という希望や夢を叶えるお手伝いをさせていただくことに力を注いでいます。
  だいぶ昔のことですが、電話が各戸に入り始めた頃、私の母が軽い気持ちで 『今までなくて済んでたから、いらないよ』 と言っていたのを今でも覚えています。パソコンについても、気安く、『パソコンできなくても、生活できるよ』 という声を聞きます。しかし、電話が生活に欠かせなくなったように、パソコンも、電話と同じようになるのはそう遠い先でないと思います。
  ももたろうパソコン教室の設立当初からの経営理念である、『すべての人にネットライフを提供し、人類と社会 に貢献する』 に賛同してこのフランチャイズに参加した当藤沢校としても、この理念に沿って邁進したいと考え ています。『日本一のパソコン教室』 を目指すももたろうパソコン教室を、今後ともよろしくお願いいたします。

  平成15年3月8日
ももたろうパソコン教室藤沢校 教室長 土屋 秋洋